あがく六弦

北海道札幌に住むギターひきが あがく記録

ビッグマフπ ラムズヘッド

いつか手に入れたいと思っていたファズ系の歪み。

 

数々のレビューや試奏動画などを見続け、

ビッグマフπラムズヘッド、これが良さそうと結論付いた。

 

某楽器店員さん曰く、ビッグマフ自体ハズレが無いとの事だが、ファズ初心者にもとっつきやすく自然なファズ感な印象だったこのモデルの実機が、店頭に並ぶのをずっと待っていたのである。

 

しかし、往年の弁当箱の様なタイプではなく、省スペースで生まれ変わったいわゆるコンパクトエフェクターサイズのバージョン。

 

先日のシティジャズ本番前、ふらっと寄った楽器店で遭遇!その日は時間も無かったため、翌週試奏しに再度来訪。

 

いつも思うことだが、試奏環境によって出音の評価が変わるのは、客側も店側もあまりいい事無いのではと思う。

 

試奏用のギターやアンプが、それなりの物でなければ、ペダル自体のキャラを損なう懸念がある。

客側は、自分が普段使っているギターとアンプがどんな音で鳴っているか、それと比較して試奏環境がこの状況だから、自分のシステムに入れた場合こんな音になるはず、というとこまで想像しないといけない。

客側にそこまで把握する力がないなら、店員さんは根掘り葉掘りコミュニケーションとって、ペダルのキャラと客が普段の環境で使った場合を想像してもらわないと、売り逃したりするのでは。

手間だよね正直。

なので試奏用のギターやアンプは、そこそこ良い物使わせてもらいたい。。。

 

今回も、試奏した感想は微妙と言わざるを得なかったが、自分のペダルボードに入れた時、使えるセッティングにできる自信もあったので購入することに。

ファズなんだけど、どことなくシルキー感のある歪み。TONEの可変幅は極端に変わる印象。ギチャギチャした音からグモグモした音まで、歪みの量と合わせればバリエーション豊かなファズサウンドが出せる。

が、実際他の楽器と合わせるとどうなのということで、バンド内で使うとしたらある程度各ツマミの位置は決まって来そうだ。

おそらくTONEは1時方向、歪みは12時から3時の間ぐらいだろうか。歪みを上げると、ハイも持ち上がって来る印象なので、使うアンプやギターのピックアップの位置なども考慮しながら決めて行く感じ。

トランスペアレント系と言われる、手持ちのモーニンググローリー(JHS社製)の前に繋ぐと、途端にひきごたえが出てくる!

モーニンググローリーを通ることで、ピッキングのニュアンス、プリッと感が整理されなんだか色んなジャンルで通用するような音に!

どうやらあまり味付けしない系のペダルを後に繋ぐと、良い調整がされ汎用性がアップするよう。

自分の音作りのテーマが、「キレイめの音にちょっとだけ雑味を残す」ことなので積極的に活用していきたい。

 

歪みの追求に終わりは無いが、あとはケンタウルス系が欲しい。。。

 

サッポロシティジャズが終わって

数年ぶりに経験したライブも、

終わってみればあっけない。

 

7月15日土曜日18時から20分のステージ、場所はチカホの北三条交差点広場[西] スペース。

周りの評価は上々だったが、ギタープレイはミスの連続。

練習の2割以下の出来栄え、本番でこんなにミスったのはおそらく初めてと思う。

まるで初心者なのではと錯覚する様な仕上がりで、

自分音楽史におけるトラウマ級の記憶となった。

 

これを書いているタイミングは、一晩明けたさらに夜。

現時点でギターに触るのがまだ怖い。

この惨敗の考えられる原因と対策を、ここに残した上で実行に移したい。

 

〈原因〉

①結局演奏した曲を、自分のものにできていなかった

②ミスった時、戻ってくる為の策が無かった

③指板、弦のベタつき

④自己管理

 

〈対策〉

①指板を見ずともひけるように、構成の理解とコードを完璧にする

②ミスった時の安全策として、ペンタでオブリを入れる、アルペジオをひくなどの引き出しを用意しておく

③指と弦の滑りを良くする為、本番前スプレーの使用を検討する ※一時的なものでなく、効果が持続する方法が無いか楽器店に相談する

④メンタルをリセットするルーティンを決める

※イメージはマンガハイキュー!!の山口が、サーブ前にやっているようなイメージのもの

※前日筋トレをやりすぎない

 

〈反省〉

①結局練習でできたつもりになっていた油断

マンガハイキュー!!の、稲荷崎高校キャプテン、北信介の様に「自分はしくじらないという自信」を、どこで作っていくかを詰められていなかった。

バンド活動においては構成やコードの理解が不可欠と改めて実感。

今までオリジナル曲ばかりやってきて、

自然と「自分のもの」という気持ちで演奏できていたのだと思うが、

今回カバーをやってみると、どこか「所詮は借り物」という気持ちがどこかにあった気がする。

課題曲をもっと自分ごととして捉える必要がある。

②前述の①ができている前提になるが、ミスした時にどれだけ早くリカバーできるかは、やはり理解の深さが必要。

ミスして、戻って来れるタイミングが、理解が追いついている二小節先、とかだとその間固まってしまう。

そんな事では成立しないので、何かできるように代替案をひける様にしようと思う。

 

照明の強さ、観客の多さ、レンタル機材の状態、メンバーとの距離感、PAの良さ、温度、サウンドチェックがまともにできたか、緊張度合いなどなど本番の不確定要素は切りがない。

そんな中①と②をコツコツ準備し、必ずあるはずの不確定要素に対してちょっとずつ優位に立てる様プラス要素を積んでいくことで、今回の失敗を二度としないようメインの対策としたい。

 

③日頃から指が弦の上を滑って行かないことがある。

汚れなのか、手汗なのか、これも楽器店に話を聞いてみたいところだ。

当日の午前に弦を交換したが、ベタつきは取れず本番を迎え、力のコントロールがつかなかった。

スライドして止めたいところまで行かない、

コード弾きで指が貼り付くなど、操作に関してかなり障害となった。

スプレー吹きかけるのは、滑りすぎになるため、長らく忌避してきたが、そうも言ってられない。

 

④緊張はかなりしていた。緊張をうまくコントロールするために、必要なことをやっていきたい。

ルーティン決めはもちろんだが、緊張のせいなのか、前日やった筋トレのせいなのか、腕のダルさ指の動かなさはもう勘弁願いたい。

メンタルのコントロールと、対策①②で自信を持って次にのぞみたい。

 

数年ぶりのライブは、手痛い結果に終わった。

本番慣れが必要だが、頻繁にライブできるわけでもないので、いつもと違う状況下での練習、例えば録画しながら、もやっていこう。

この先どれくらい音楽できるかわからない。

きちんと、やれることをやるだけ。

音楽に対しては、本気で生きていきたい。

 

前回更新からまさかの2年間

前回更新から2年経っている

時間の経過というものは恐ろしい

不惑間近になり、日々加速していく体感時間の中、相変わらずギターと足掻く毎日

 

20歳からの付き合いである、

フェンダー メキシコのストラトに載せる、

フェンダー ピュアヴィンテージ57/62ピックアップを、本日アマゾンで注文

改造メインの個体としての第一歩を踏み出す

楽器店の人も首をかしげる謎のブーミーさがあったあいつが、どう化けるのか楽しみ

 

念願のジャズマスターも、この2年の間で購入

ジャパンだが、クロサワ楽器の限定モデルで、ピックアップとネックシェイプがよりヴィンテージ仕様となっているシリーズ

現在メイン機として使用中

世間的には一般受けしないと言われているジャズマスターだが、そんな事ない

自分の音作りは抜けずらい様なので、ジャズマスターぐらいのクセ有る音の方が、アンサンブルでは抜けて聴こえて来るかもと狙っていた

今のバンドには意外と馴染んでいる気でいる

ジャズマスターの構造的に欠陥があるという弱点も、なんだか自分自身の様で、使ってあげたい気持ちが強く、メイン機になっているというのが実情だ

 

15日土曜日には、サッポロシティジャズのステージの一つ、チカホ北三条交差点広場西側でライブがある

コロナと不要不急という単語の使用頻度が高かったころと比べて、ようやくここまで来たかといったところだ

我々にとって音楽やライブは、不要のものではないが、不急では無いという事実の中足掻いてきたこの数年のモヤモヤと、これからも音楽を続けて行くぞという自分にしかわからないこだわりを失わずに、当日に臨みたい

いつの間にか

ファッキンウイルスのせいで、

思うように活動ができず、

ひたすら家でしこしこギターを練習する日々。

自分のギターを見直してわかったこと。

 

①左手の小指の動きが悪い事に気づく。

・巻き弦のリフからジミヘンコードを弾く練習をした際、二弦#9の小指の精度が良くない。つられて薬指の押弦位置もずれている。試しに小指を抜いてルート3度7度(中指人差し指薬指)のみで弾いてみると、しっかり押さえられているので、原因は小指にありそう。

 

②左手押弦時の指の立て方が甘い気がする。

・立ち上がりの良い音ではなく、「ブンッ」という弦の振動が何かに邪魔されているような音がする。

 

③三弦をピッキングする際、空振りすることがある。

・他の弦から三弦に移る際、どうやら弦とピックの位置が離れ過ぎているようだ。

 

①と②の改善

・ネックの握り込みを変えて、指先が立つ位置を新たに決める。

・薬指小指を重点的に使うダブルストップのフレーズを作り、まずは薬指小指の一セットでスムーズに動ける状態を小指に慣れさせる。

・現状小指の単音弾きの際、弦を指先ではなく、指の側面に近い部分(爪の外側の角に近い部分)で押さえているので、指先の感覚を鍛え直す。

 

③の改善

・ピックの握り方も今まで浅めだったようなので、深く持ち、動きもコンパクトにする。

 

初心者みたいなつまずきだけど、今更だけど、上手くなる為にはしょうがない。。。

音源を録ろう!

バンドで音源を作ろうという話になった。

ドラムが東京に居るので、頻繁にこっちに来れないから時間も無いし、エンジニアに頼むお金も無いので、練習スタジオで自前の機材で録音していく事に。

ネットを調べればそれなりにやり方調べられるし、いい時代になった。

スタジオは5時間予約。

 

まずは録ってみよう

色々手探りではあるが、まずはドラムがクリック聴きながら歌以外をいつもの練習感覚でせーので全体録音、その録音をガイドとして聴きながらドラムの本番録音。

ベースが所有のiPadガレージバンドへ集約した。

楽器の音量バランスあーでもないこーでもないやってくうちに、クリック聴きながらドラムそのまま本番でいけんじゃね??ということに。

 

ドラムのマイキング開始

上から全体で一本、スネアに向けて一本、バスドラへ一本の計3本をシュアー57で。スタジオからお借りした。

マイクが繋がったスタジオのPA卓のアウトプットからインターフェイス通してiPadへ。

あれ、なんか、やってること不自然だし、レベルもピークも変だ、一定周期でノイズも聴こえる。。。

スタジオからミキサーも借りれないか!?ということになった。

そこのスタジオには貸し出せるミキサー無かったが、系列店にはある!とのことで、なんとスタッフさんが15分ぐらいで持ってきてくれた!

スタジオマグナムさん、カディスさん、ありがとうございます。

iPadに繋げるインターフェイスが多チャンネル入力できてドラムのマイク複数使用でも対応できればミキサー要らないのかもしれないが、入力一つのインターフェイスなので、ミキサーで一旦バランス調整し、PANも振る作業が必要に。

 

再び録ってみた

おお!なかなかいい音!クリアだし、なんか生々しい!そのままドラムは2テイクでフィニッシュ。

ベース、ライン入力で録音。

キーボード、ライン入力で録音。

ギター、JC-120にマイキングして録音。まずバッキング。その後ソロ。ソロが全然ダメで、後日一人で録音し、データ渡すことに。

コーラス録音。

歌録音。

歌録りの際のよくストッキングで作るアレは、ベース所有のクロスでマイクを覆うようにして代用。

ようやく1曲終了

ドタバタしてるうちにあっという間に時間切れ。

持ち曲6曲あるうちの、1曲に1日かかった。セッティングや、やり方構築に時間がかかったものの、終わりはまだまだ。最終的なミックスもあるし。

これじゃ終わらん。先にドラムが一人で録音できる曲は進めてもらってデータを送ってもらい、その上に他の楽器を乗っけてく方がいいのでは。もっとやりとり必要だ。

にしても。自分は音源録りは10年以上前のことだったが、音質の良さと直感的な操作で進めていけることに驚き。昔居た軽音学部は、レコ機材触れる人は限られていて、選ばれし者!感があったが、今は全然そんなことない。むしろどんどんやっていってノウハウ蓄積させてった方がいいね。収穫の多いレコになりそう。

あれ、おかしいな

セッションできるバーへ偵察に行ったら、いつの間にか参加してた。

うん、おかしいね。

30分ぐらい居たら帰ろうと思ってたら、ホストのベースの方が、「君は何リスト??」

来た!これは逃げられん!

30分ぐらいやったのかなー。全然ダメダメだった。

 

◼️課題

ソロ終わったら教えてね!との指摘をいただいた。

今までこれでソロ終わりますよ!と周りに伝わるフレーズとか練習してこなかったもんなー。

必要あんのかぐらいに思ってたけど、必要だったわ。

 

曲知ってる量が違いすぎる。スタンダードぐらいは何曲か頭に入っててもいいよなー。

一緒にやってくれる人へのマナーとして、やらんとダメかも。

必要あんのかぐらいに思ってたけど、必要だったわ。

ハコを鳴らす ハコを揺らす

先日、バンドのベーシストのつてで小樽ゴールドストーンさんにて定期ライブに出させてもらった。

 

そこまでデカいハコでやらせてもらうのは人生初めてで、終わった後の自己評価は100点中10点未満。完全に気圧された。

 

日中スタジオで練習し、会場入りしたのは出番1時間前ぐらいのこと。

 

対バンの皆さんは割とラウド寄りなラインナップ。自分らはトリ前であった。

 

出番一個前のバンドさんを袖から聴いていて、「あ、オレたちこんなに音圧無いな。まずいかも。」というのが第一印象。

 

音圧を重視してやってきたバンドではないので、そこで対抗するつもりはさらさら無いのだけれど、ハコの広さに向かいあった時に、それを支配できるスケール感のある演奏が出来るかと問われれば、never!だ。

 

今までの経験で一曲を通し音量差でメリハリつけるアレンジはやってきたとしても、ギターで言うと手元のボリュームがうんぬんかんぬん、みたいな技術や工夫で太刀打ちできない領域があるんだと身にしみた。外音はハコのPAさんに頼む前提はあるが、マイクで拾われる以前の音をいかに存在感ある形で出すか、はギタリスト的にものすごく課題。

 

トリは女性の歌物バンド。こちらも音圧で勝負するようなバンドでは無かったと思う。けど、狙ってるところは何となくわかった気がする。

おそらくハコをグルーヴさせようとしてる、のか!?

音圧、グルーヴ、どっちの極致をとっても行き着くとこはハコを支配できるかどうかってことかー。

やっぱ結局は強くて自信ある音を出せるか。個人個人の演奏力にかかってくるってことだ。

演奏のキレだったり、ひきたいイメージと体がちゃんと繋がって動かせるかのフィジカル的な課題。

バンドメンバーが今何考えながら演奏してんだろう、みたいな気持ちの面の課題。

上手いバンド観たり、デカイハコでやらないと、気づけなかった。

 

上手くなりてー。